新型コロナウイルスの影響で春の選抜甲子園が無観客試合で実施を検討していると報道されています。
しかし、可能性としては中止という選択肢も濃く残されていそうです。
高校野球ファンとして、敢えて中止という可能性について考えてみたいと思います。
無観客試合か中止か
最終的には臨時運営委員会が3月11日に決定すると発表していますので、今もなお検討中ということになります。
何を基準に判断するのか
これが重要なポイントになるわけですが、主な判断の基準は下記の3つと思われます。
- 感染拡大の状況
- 他の種目の状況
- 開催する大義と世論
1.感染拡大の状況
開催日である3月19日に先立って11日に最終発表となるわけですが、その時点で感染が急速に収まっているとは到底思えません。もちろん、有効な薬が出てくれば収束の可能性はありますが、まだその状況ではないと思われます。
感染者がいなかった地域でも感染が確認され、今、どれほど感染者がいるのかが正直分からないという恐怖があります。
2.他の種目の状況
テニス、ラグビー、剣道、卓球など全国大会は次々と中止が決まっています。
これらの種目はなぜ中止を決定したのか?
感染拡大を重く受け止め、人の健康、命には何も代えられないと判断したためです。
どの種目でも全国を目指してきた生徒にとって今回の事態は最悪の結末だったに違いありません。その生徒の気持ちを考えると想像を絶するものがあります。
高校野球は国民的なイベントですが、特別であってはいけないという立場は絶対に崩すべきではないでしょう。
3.開催する大義と世論
2でも触れましたが、高校野球だけが特別という存在であることは許されません。
仮に、高校球児が感染をして、軽症であったとしても、そこから持病がある方、お年寄りに感染することは十分考えられるからです。
高校野球はあくまでも高校生の部活動なのです。甲子園大会だけが他の部活動に優先する扱いは世論が許さないでしょう。
これらの点からも、報道では無観客試合で実施の方向はされていますが、個人的には中止の可能性が高いのではないかと考えています。
心を打たれた佐々木監督のコメント
何人かの監督や選手のコメントが報道されていました。
どの監督も選手も複雑な心境を述べられていました。
そんな中、かつて、ダイエーホークス、西武ライオンズで活躍された佐々木誠監督のコメントが紹介されていました。現在は鹿児島県の鹿児島城西高校の監督をされています。
佐々木監督は中止になったとしたら夏へ向けて準備するだけという趣旨のコメントを出されていました。夢にまで見た初出場でしょうが、自分にも何より生徒たちに大人として言い聞かせるため、また鼓舞するための素晴らしいコメントだったと思います。
*その後、無観客試合で実施の可能性が出てきた際には、試合をさせてあげたいとの偽らざる気持ちも述べられていました。
いづれにしても選手、関係者の皆さんは落ち着かない日々を送られることと思います。
主催者がどのような判断を下そうとも、努力してきたことは決して色あせることのない事実であり、掴み取った結果であることを忘れずにがんばってください。
一人のファンとして心から応援いたします。