自己分析と聞くと真っ先に就職活動を思い出す方も多いのではないでしょうか。
ただ、就職活動での自己分析もなかなかうまくできないという声をよく聞きます。
ネットで、「就職活動、自己分析」検索するとたくさんのサイトが出てきます。そこに書いてある通りにやっても、就職活動はうまくいかないのです。
なぜ自己分析がうまくいかないのか

最大の問題点は分析する際に、目標とする企業があって、そこの入るために自分を合わせようとするため、分析になっていないのです。
つまり、自己分析と言いながら、その分析結果と、志望する動機や、志望する仕事内容が全く結びついていないのです。
そもそも自己分析は必要なのか

私は始めて社会に出るときには自己分析はあまり必要ないと思います。
仕事選びにおける自己分析は自分の今の特性をより深く知り、能力が最大限生かされる職種を選ぶ手段ですが、あくまでも、「今の特性」をベースにしています。最初に就職するときは、自分の特性と、かけ離れた職場や職種であっても、経験値を上げるという意味でチャレンジしても良いのです。
その結果、自分では気づかなかった特性が出てきたり、あるいは、本来得意ではない分野の仕事を克服するために考え、身に付けた手法が今後大きな武器となるのです。
実例をひとつご紹介します。私が実際にこの目で見た事です。
マーケティングを希望していたAさんは、良い就職先が見つからず、やむを得ず、営業職に就きました。自分の得意分野ではない営業でしたが、数年がんばった後、希望のマーケティングに異動となりました。
異動となった後、Aさんの活躍は目を見張るものがありました。Aさんが関わった商品はよく売れるのです。苦戦した商品もありはしましたが、最後は目標までは到達してしまうのです。
なぜでしょうか?
もうお分かりとは思いますが、Aさんは営業という最前線を経験しています。
営業の目線で商品開発、企画ができる事、気軽に現場の営業社員に意見を聞けること、さらには、困ったときに、営業社員に無理を頼めることなどなど。マーケティング畑一筋という人とは違った観点で仕事が出来たのです。
Aさんのプレゼンもかゆいところに手が届く素晴らしいものでした。
結果、ベテランのマーケティング社員を一気に追い抜いて行きました。
このような事例はよくある話です。
もう一つ実例をご紹介します。
Bさんは、事務職で、お金に関わる仕事についています。
性格的には大雑把なため、当初はかなり失敗もしました。しかし、2年目あたりから、的確になり、ミスもなくなり、今では周りから、「Bさんは細かいからね」と言われるようになり、書類の最終チェックも任されています。
さらに、周りから何を聞かれても答えられるよう、細かく準備し、他部署からもBさんからの質問は痛いところをついてくると言われています。
私はBさんの変貌ぶりにびっくりしました。あの大雑把で適当なBさんが…
ポジションは人を成長させるのです。
ちなみにBさんはプライベートでは今でもかなり大雑把な人間です…
これらは一例に過ぎませんが、新社会人としてスタートをする方は、あまり自己分析にこだわらず、どんどんチャレンジするべきなのです。
では自己分析はいつ使うのか
上の例で行くと、Aさんは、本来の希望と違う営業を選びました。Bさんは性格的に一番合っていなさそうな職場に入ってしまいました。
本来自分は得意ではない分野ををどう克服するか?本当に苦手なのか?性格的に向いていないのか?それでも作戦はあるのか?など、ここでこそ、自己分析が活躍する場面なのです!
最初に書きましたが、自己分析と聞くと就職活動対策と思われがちですが、全く違います。むしろ、働き始めてからの方が、より活用出来るかも知れません。活用の例はこちらを参考にしてください。
転職希望者も自己分析は不要か?
転職をする時期に寄ります。
新社会人から3年経って、まだまだ、経験を積んだほうがよい年齢やステージであれば、自己分析の結果、多少苦手な分野であっても、魅力的な職場であればチャレンジしていくべきでしょう。
しかし、家族を抱えた、社会人20年目のベテランは状況が違います。なかなか、失敗できないですよね。それに、20年間の社会人生活の中で、自己分析をする材料が溢れかえっています。
しっかり自己分析をして、自分にあう職業を選んでください。
転職に関してはこちらも参考にしてください。
いかがでしょうか。
就職で自己分析は大きな武器なのですが、それを無視してでも挑戦することも大事なのです。
就職活動において自己分析の結果、○○のような職種は苦手だけれども、チャレンジするという姿勢で臨めれば、それこそ理想的な使い方ですね。

