PayPayが今年から名称変更した福岡ソフトバンクホークスの本拠地PayPayドームで実施する大型のキャンペーンを発表しました。
キャンペーンの内容は?
福岡PayPayドームの来場者で何か買うのにPayPayで支払うと、会計金額の半額がPayPayで帰ってくるくじや、特定の試合ながら、ビールや食べ物をPayPayで支払うと、半額が還元されるキャンペーンとの事です。
次々に繰り出されるPayPayキャンペーンの狙いは?
これは誰もが感じているところでしょうが、囲い込みを目的としています。
しかし、スタートした時期と今では目的が大きく違います。
スタート時は、PayPayに登録をさせる目的でした。ですので、まず、登録すれば○○ポイントなどで勧誘をしたわけです。
すべての仕組みでそうなのですが、登録をいかにさせるかは大きなポイントです。登録とは個人情報も入力しなければならず、とにかく面倒くさく感じるものです。実際やってみれば、5分と掛からないのですが、やる前はそう感じるものです。
ですので、登録をさせるための大きなプロモーションをかけて分母を増やすのです。
次の段階が、いかに使わせるかです。
この段階では、利用に対してポイントを還元するなどして、利用促進を狙いとします。今PayPayが毎月打ち出しているキャンペーンはまさにこの段階です。
使えばお得というメリットで使わせて、最終的な狙いは、使うことにまったく抵抗が無くなり、「体になじむ」レベルまで持っていくことです。
恐らく、今は赤字事業でしょうが、数年後の囲い込んだ後は、かなりのスピードで回収できるという計算ができているからに他なりません。
PayPayドームでやる意味とは?
ソフトバンクがホークスという球団を持っているからなのでしょうが、球場に名前が付くことで、認知度も上がり、信頼感も出て、何よりよく耳にさせることで、なじむという効果があるのです。
福岡という限定の場所ではありますが、全国でも上位に入る都市であり、テストマーケティングの場所としては最適です。
全国のPayPayの利用率と比べて、福岡が高ければ、マーケティング効果があったといえるでしょう。
中小企業でも見習えるかも
このように大きな資金を背景に大規模なプロモーションを打つことができる企業ばかりではないと思います。
しかし、小さな会社でも見習える点はあると思います。
例えば、アプリを作っている会社があったとします。
利用が予測より伸び悩んでいます。この状況をどう分析しますか?
まず、登録者が少ないのか。登録しても利用者が少ないのか。または、1回利用しただけで離脱が大きいのか。どの段階化を見極めることが大切です。
「利用されない、売上げが上がらない」とザックリしたことだけ言って現状分析ができていないことがよくあります。
登録者が少ないのであれば、PayPayのようなプロモーションは無理でも、例えば社員にSNSで拡散させる、知り合いで登録してくれた人には500円のQUOカードをプレゼントするなどはできるのではないでしょうか。登録させるということに全力を注ぐのです。お金を使うかどうかは別の問題です。
まず、今がどの段階にあるのか。これを見極める事の重要性をPayPayは教えてくれているような気がするのです。
そして、そういう私は、今日もコンビニでPayPayで支払い還元を受けてきました。相手の思う壺ですね!
