香川県で出されたネットゲーム依存症対策条例が成立の見通しとなったそうです。
しかし、ゲームの時間などをどのようにして規制するのでしょうか?
ゲームの目安とされた時間は?
条例案ではゲームをしてもよいとされる時間は「1日あたり60分」とされています。
ちなみに、当初案では、ゲームをしてもよい時間は「基準」という表現で示されていましたが、「目安」という表現に変更となりました。
1日60分をどうやって監視するのか?
現実的にはできません。
各家庭に任せるしかないのです。
つまり、条例施行後、60分を越えて、ゲームをしている子供がいたとしても、よほどの事が無い限り、行政にはバレないということになります。
この条例は何を規制しているのか?
条例案の内容を見ると、各家庭で目安となる時間を決めて、それを守る努力をしなければならず、また、行政もその責任を負い、必要に応じて関係機関と連携する旨が記載されています。
つまり、子供がゲームを長くしてはならないというよりは、親、周りの大人が、ゲームに依存しそうになっている子供を見過ごすことは許されないという趣旨に読み取れます。
現時点で、罰則などは規程されていません。
84%が賛成
パブリックコメントの内容が公開されていますが、この条例案に賛成がなんと84%。
ちなみにゲームに関わる事業者からは、反対が表明されているようです。
反対理由は「行政が家庭に介入すべきでは無い」「依存症の根拠が不明」との意見が多かったとの事です。
皆さんはどう思われるでしょうか?
確かに、家庭のことは家庭に任せるべきです。また、何分ゲームをしたら依存症の恐れが高くなるなどの根拠が不十分である点は否定できません。
しかし、これは反論として非常に弱く感じてしまいます。ゲームに関わらず、SNSなどトラブルは確実に低年齢化しています。この社会問題に対して、「行政は口を出すな」、「根拠が無い」といっているようなものなのです。
どちらに分があるでしょうか?
事業者自ら、その道のプロとして、代案を示してほしいですね。
パチンコや酒も規制すべきとの意見も
ゲームだけに目くじら立てるのではなく、ギャンブルや酒も規制すべきだという声もあります。
しかし、今回の条例案のスタンスとギャンブルや酒が同じ土俵で議論されないのは、対象が子供か大人かという部分で大きな違いがあるためです。
あくまでも、子供のゲーム依存を防止するという観点での条例案であり、大人は対象ではありません。大人は、自己責任なのです。ギャンブルや酒も大人は自己責任です。
パブリックコメントの数、賛成数から見ても、大きな反響を呼びそうな条例案です。
今後も注目していきましょう。